メモ帳カバーを販売して「感想1」

 最近の状況

メルカリやヤッフーで販売を初めてもう三年になる。この間約200冊の皮のカバーを販売できた。これでいいのかどうかわからないがメモ帳はそのまま持ってかばんに入れたり胸のポケットに入れたりすると、傷んできて、人前に出すのもちょっとまずいと感じることもあるので現役の時代から皮のカバーを作って使っていた。そのときにも周囲の人達にも差し上げていたが 定年になってから本格的にやりだして、3年となる。その間もポツポツ売れてなんと200冊までになった。これでうまく行ったなどと思っていないが、今でももっと売れないものかと思っている。

 メモの効用


書くことの効果などについてもその後調べて、買ってもらった人たちには多少の知識を書いたメモ帳の使い方という冊子を作った。色んな人がメモ帳については書いている。もうたくさんありすぎて全部を見渡すことすらできない。しかし出来る限りそういう本には目を通して大体何が書いてあるのかを理解するようにしている。またその種の本の紹介も何十冊もあげてある。自分で読んで確かめるためにも必要と思い、古いものも含めて。

 

しかし一番大事なことは自分の必要としていることを書いたメモ帳というものであるから、今の自分にとって大切なことを書いてある、ということは、メモを書くということが自分の積極的な生き方と連動しているようにも思える。そういう意味ではメモを取るというのは非常に重要だということに今更ながら思い至る。何かを覚えるため、忘れないため、必要なことを書き留めておく、スーパーに買い物行くときのメモも同様でそういうことはある意味で人生を積極的なものにしている。新聞を読んでメモを取る、本を読んでメモを取るなどメモの効果は大きので積極的にこのメモ帳が使ってもらえるように努力している。

 ミニルーズリーフ

また一方ではメモ帳というのはデータベースのもとになるものなので、最近は3穴のミニルーズリーフも作っている。これも非常にメモ帳サイズで扱いやすく、メモがシステム化できるという効果もあり需要が高まっている。この三穴のミニルーズリーフはB7のサイズのメモ帳が使えるのでこれにパンチで穴を開けると高いミニルーズリーフは買う必要がない。ダイソーなどでは160枚のメモ帳2冊で100円というものも販売しており、これを使えばコストは断然低くなり書き捨ててもいいくらいのレベルとなる。昔のファイロファックスのメモ帳の一枚のコストは3円から5円だったが、このB7サイズにすると0.3円程度/一枚で済む。

B6サイズは絶滅危惧種か

更にもう少しメモ帳をデータベースに取り入れようという考えから、B6の昔の情報カードをそのままバインダーに挟んだまま書けるように作った皮の製品もある。このB6カードは次第に売れなくなっているのかどんどん販売している会社は減ってきている。絶滅危惧種化している。特に問題なのは、コクヨのB6の補助帳という13穴のルーズリーフである。これはすでに販売停止となっている。私はこれで語学の勉強を続けていたのでなくなったのを知ってもっとたくさん買っておけばよかったと思った。そういう意味で地団駄を踏んだ。しかしまだ販売しているのはコレクト社で13穴のルーズリーフを作っている。コクヨとは紙質はちがうので一概に比較できないが、なんとかこのコレクトのB6で我慢しようと思っているが、これも早晩なくなっていくだろう。残念なことだ。このサイズのノートは梅棹忠夫が知的生産の技術で提唱して以来の学者や勉強をするものの定番商品だった。今ではこれも廃れつつあるのか、先日本屋で見た女性の社会学者の方が論文の書き方のような本を出されており、そこには生協と協力してB6情報カードを作っているが、このカードを使うべきだというようなことが書いてあった。まだそういうことを言われている方がいて強い味方もいるもんだと思った。しかし文具業界ではこういうものは次第に見向きもされなくなりつつある。残念なことである。その文具業界でも我々が助かっていることもある、それはルーズリーフをまだ作っているということだ。これはまだ救いがある。入れ替えたり、差し込んだりとデータベースの基本がルーズリーフにはあるので助かる。これがなければ知的作業が行えないだろう。


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